〒248-8686神奈川県鎌倉市御成町18-10(鎌倉市役所内2階)
TEL:0467-23-3000
皆さんが安心して暮らせる住みよい鎌倉市、環境・平和・福祉の鎌倉市を目指して
吉岡和江のかけある記

2023年7月21日

深沢まちづくり計画 特別なまちでいいの?

6月議会で吉岡は「深沢まちづくりと公共施設再編計画に関連して」質問しました。その内容の一部を紹介します。

市民ニュース7・8月号、議会録画を参照ください。

特別な水害対策でいいのか
 
 市は深沢まちづくり地域に「新庁舎」を計画しています。市役所は防災拠点であるとして、水害防災対策は全市計画では「10分の1確率」ですが、深沢まちづくり地域のみ「100の1確率」で計画しており、31㌶の広さの土地に盛土や貯留池を2か所つくるとしています。一方、市の計画では重点的に浸水対策を行なう河川の重点対策候補地区を9箇所設定しています。しかし、実施計画になっているのは、「大塚川ー新川」のみです。水害対策の推進を求めました

防災対策として
   電線地中化を

 鎌倉市の電線地中化計画は大船駅東口周辺の一部のみです。阪神大震災経験者から「電柱が倒れて、食料支援や災害救助に支障をきたした」と指摘がありますが、電線地中化の推進が必要です。深沢まちづくり地域区画整理事業では昨年12月に整備費が59億円増額され、シンボル道路だけでなく、地域内道路の電線地中化予算が5億円加算されました。しかし、周辺の電線地中化は計画されていません。最低でも災害輸送道路の全市的な電線地中化が必要ではないでしょうか。
 
深沢まちづくり計画周辺道路交通対策は?

 2004年に深沢地域の新しいまちづくり基本計画が作られ、そこでは周辺「交通に関する整備方針」が示されています。しかし、19年たった現在でも実行されていません。昨年12月にやっと左図の「深沢地域整備事業区域周辺検討図(案)が示され、周辺道路整備計画を策定するため、事業周辺の交通検討業務委託、三菱電機南側道路、深沢小学校、深沢交差点の道路整備予備設計委託等予算が決まりました。
 近隣の中外製薬跡地は約9㌶あり、高砂香料の研究施設や長谷工がマンション、大型商業施設、戸建て等の大規模開発を予定していると聞いています。将来、深沢地域整備事業から新たに発生集中する交通量にプラスして中外製薬跡地の開発もあり、現在、交通問題の解決見通しはありません。
 地域からは「深沢小学校通学路に車の増加が心配」との声が上がっています。
 深沢まちづくりを進めるのであれば、地域の安心・安全の確保こそ優先すべきではないでしょうか。

(山ざくら7,8月から)(深沢、腰越地域の一部に配布しています)

新着情報

過去記事一覧

  • 赤旗新聞
  • JCPWEB
PAGE TOP