鎌倉市は財団と課題を共有し、文化行政として十分な連携を
市内最大の文化施設である鎌倉芸術館の管理運営について、来年度からの次期指定管理者を公募した結果、どこからも応募がないという事態になり、3期15年間運営しているサントリーの撤退という事実が明らかになりました。鎌倉市の文化行政のあり方が大きく問われています。このままでは来年４月から運営に見通しがつかないため、１５年前まで担っていた鎌倉市芸術文化振興財団を市が指名する形でお願いし、同財団に受諾していただきました。その後、選定委員会などの手続きをクリアして、１２月議会最終日の１７日、同財団が次期指定管理者として議決されました。
年明けから現管理者のサントリーからの引き継ぎ業務等がはじまりますが、市がお願いして同財団に担ってもらう以上、文化行政の視点から必要な支援と十分な連携を行う責任があります。画像は、議会本会議における総務常任委員長報告ですが、委員からの意見を正面から受けとめ、文化行政の再構築を図っていくよう鎌倉市に強く求めていきます。もともと同財団は芸術館を運営するために、当時の市長が先頭になって官民でつくった経過からも、今回の事態を重く受けとめ、文化都市鎌倉と呼べるに相応しい取り組みの強化につながるよう、私も不退転で取り組んでいきます。
日本最古の築港遺跡
「鎌倉市民ニュース」2024年4月5月号を発行しました
