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2018年7月9日

長谷子ども会館残して お母さんたちの声 多数で請願採択されました

日本共産党鎌倉市議団を代表して請願 第1号 長谷子ども会館の閉館についての請願、賛成の立場から討論いたします。(2018年6月29日本会議)

今回、長谷子ども会館閉館をやめてほしいと願う請願署名は短期間に2301名寄せられました。お母さんは子ども会館を残してほしい理由に近隣の子ども施設と大きく異なる点が2つあると次のように述べられました。

1つは子ども会館が乳幼児から中学生まで誰でも好きな時に安心して遊びに行くことができる。異年齢の関わりの中でお互いを知って認め合って多くのことを学ぶ。代替えと言われる、他の施設は利用する年齢、用途、時間帯が限られており、いつでもだれでも利用できる場所ではない。地域に開かれ、柔軟な対応ができるから長谷子ども会館は年間1万人が利用している。

2つには公園に隣接した施設という点です。公園に隣接していることで天気や気持ちに応じて子どもたちが自由な意思で子ども会館や隣接する公園でのびのび遊べる等述べています。

「放課後かまくらっこ」はその小学校に通う小学生に限定した制度であり、子ども会館が受け入れていた幼児や、他の学校の生徒は対象となっていない。長谷子ども会館は、第一小学校だけではなく、御成小学校、稲村ケ崎小学校の児童も利用しており、学校を超えて子ども達が遊ぶことができきる。また、学校ではない場所で、親でも先生でもない第三者の大人の見守りがあることで、学校に通うことのできない子どもの居場所にもなっている。以上の点から、放課後かまくらっ子は長谷子ども会館の代わりとしての子どもの居場所にはなりえないと述べました。。

陳述したお母さんは、「小学2年生、幼稚園年長、未就園の3人の子どもがいるが、小学生の居場所は放課後かまくらっ子、未就園児は由比ヶ浜子どもセンターとなると、3人一緒に遊ぶことができる代替施設がなく、特に雨の日は本当に困っている」と訴えられました。

長谷子ども会館のように、年齢や所属を問わず地域に開かれた場所は、鎌倉での子育てにおいて必要不可欠です。お母さんたちが必要としているのは、地域の中で子ども達が誰でも安心して遊びにいくことが出来る場所、地域の方々や異年齢の子ども同士でかかわりあえる場所であり、長谷子ども会館は子どもの居場所として、お母さんたちの理想が実現されている場所ではないでしょうか。

子育て支援の充実を公約された市長はお母さんたちの切実な声をどう受け止めたのでしょうか。

市は、長谷に加え、子どもの家併設でない、単独子ども会館、梶原、深沢、西鎌倉、岩瀬は公共施設再編計画との関係で閉鎖するとしています。数年前、梶原子ども会館は1度閉館の方針でしたが、子育て関係者の残してほしいとの強い陳情で存続することができました。しかし、梶原子ども会館も2018年末で指定管理契約終了後に閉館する方針であります。

共産党議員団はこうした子ども会館を子育てグループや地域の人々との論議を重ね、地域の居場所として存続し、子育ての居場所や交流場所を狭めるような、子ども会館閉館方針は見直すよう求めます。

増え続ける子どもの家利用について、子ども会館を放課後子どもひろばに置き換えるのでなく、学童保育所の増設をすることが必要です。以上申し上げて賛成討論を終わります。

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