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議会での質問等

2014年7月9日

健康づくりを市の政策の柱に!

健康診断の充実で早期発見・早期治療を!

吉岡和江議員は健康づくりを市の政策の中心に据え取り組むことが、結果として、医療や介護費用の削減ができるとの立場で質問しました。

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特定健診32,5% 
                           低い受診率の向上を!

国民健康保険加入者の受診件数が多い疾病は①歯科の治療等②高血圧症③歯肉炎歯周病④脂質異常等⑤糖尿病となっており、いづれも生活習慣病と言われる病気です。
40歳からは国民健康保険対象者に「特定健康診査」を行っていますが、受診率は全国平均の33、7%より低く、伸びていません。その理由として「健康だから」「時間の都合がつかないから」を挙げていますが、日ごろから、健康への関心を高めることや健診料の適正化により、生活習慣病の早期発見・早期治療につながる健診の充実・改善を求めました。

若年者の生活習慣病予防対策について

国民皆保険の最後の砦が自営業者、非正規労働者、退職者等が入る国民健康保険です。 1965年当時の加入者は①農林水産業38・9%、②自営業者23・5%、③非正規労働者が18・0%でしたが、2011年は非正規は32・3%となっています。
現在の医療保険では40歳から74才の方には「特定健康診査」(75才以上は後期高齢者医療保険での健診)を行っていますが、40歳未満にはありません。
正規労働者は法律により、40歳未満でも会社等での健康診査が義務づけられていますが、非正規労働者は健診を受ける制度がないのが実態です。

鎌倉独自の「キット検診」の充実・改善を

鎌倉市は特定健診の対象にならない、40歳未満の若年者に2006年度から全国で初めて、「自宅で、自分で、簡単に」をキャッチフレーズに「キット検診」を実施しています。しかし、受診率は13・3%をピークに現在は6・2%にとどまっています。
松尾市長はキット検診の利用者が少ないからと「事業仕分け」の対象にし、500円だった健診料も5倍の2400円にしました。低賃金であえいでいる、非正規労働者には重い負担ではないでしょうか。

足立区のまちかど簡易血糖値チェックを紹介

足立区で行っている、糖尿病に絞った早期発見の無料まちかど健診の例を紹介し、キット検診の受診率を上げるよう求めました。
市は市民が集まるイベント等でのキット健診が簡単であることを体験していただいたり、健診料の支払い方法の簡素化、例えばコンビニ支払い導入など、受診しやすい環境づくりに努めたいと回答しました。

今年度の「包括予算制度」の全面実施の影響で福祉、くらし予算が次々減らされたり、負担増が行われています。
健康づくりを市の柱に据え、結果として財政貢献になる取り組みこそ必要ではないでしょうか。(介護保険から要支援が外された一般質問については改めて報告します。)

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