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吉岡和江のかけある記

2019年8月7日

混合ゴミ 発酵・乾燥 生ごみは減容し、残りは固形燃料に

鎌倉市は焼却施設を建設しない、ごみのさらなる減量資源化をすることを方針とした。資源化・減量化はよいと思うが、安定的な処理ができるのかは課題。

そんな中、鎌倉廃棄物資源協同組合が混合ゴミ資源化策として,香川県・三豊市で行っている「トンネルコンポスト」施設の学習会があり、参加しました。

生ごみやプラ、紙おむつなど水分が多い混合ゴミはリサイクルが難しいとされてきた。しかし、混合ごみを破砕し、トンネル状コンポストにごみを投入。下から空気を送り、生ごみを発酵させ、ごみは乾燥減容化。残った、紙、木くずや紙おむつ等を固めて石炭の代わりの固形燃料として利用。すべて資源化しようとするあたらしい施設の紹介だった。

混合ごみを35メートルのトンネルに約3,5メートルの高さに積み、下から空気を送り、においはチップに吸着させていくこと。良い発酵によって70℃になり。水分は飛ばされ、二酸化炭素ガスに変わり、約半分に減容。残ったごみも乾燥し、においはほとんどなくなる。

一番のポイントは固形燃料の使い道がきちんと確保されていること。施設運営会社社長は盛んに、利用先が確保されていることが大事と強調されていたが、その通り。

鎌倉の現状は燃えるゴミをいったん今泉に中継し、10トン車で名越に搬送している。その場で処理できないことからにおいの問題が生じる。

トンネルコンポストはその日のうちにトンネルに入れ発酵をさせる。 約10000万トンの燃えるゴミを三豊市から受け入れている。(民間施設)

4日に一つのトンネルに入れ、17日間発酵。6つのトンネルで対応して年間1万トンを発酵・乾燥。半分の量が固形燃料にし、製紙工場に売却しているとのことだった。

メタン発酵もそうだが、自然界の仕組みを活用した取り組みは大事だが、 広い場所が必要だと思った。都市型地域、鎌倉市内での取り組みは固形燃料の受け入れ先の確保など、今後も検討が必要

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