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議会での質問等

2011年8月21日

学習会に参加を! 今 改めて考えよう ごみとエネルギー バイオマスエネルギー回収施設と生ごみ分別について

上記の内容で学習会を行います。超党派で鎌倉市議会議員の有志が行うものです。

ご存知のように、今、鎌倉市のごみについては、焼却炉の老朽化で1か所は大規模改修、1か所は住民との約束で27年度末廃止、しかし、市長は新施設(バイオマス施設)を作らず、27年末までに燃やすごみ1万トン以上を市民や事業者で自己処理する計画となっており、今のままではごみがあふれてしまうのではというと事態となっています。

詳しくは当日資料をお配りしたいと思います。

福島原発事故問題からも再生可能エネルギーへの取り組みが重要になっています。6月議会では議会として「持続可能な自然エネルギーの推進を求めることに関する意見書」を採択し、国に送付したところです。

放射能の影響は鎌倉市でも下水道汚泥にセシウム137等が検出され、汚泥焼却灰はそれまで、セメント材料としてリサイクルしていたものが、現在、処分先が見つからず、下水道施設に積み上げられています。鎌倉市は最終処分地がなく、他市でも受け入れてくれるところが見つからず、大変な事態となっています。

鎌倉市は4年数ヶ月かけ、ごみ処理のあり方を審議会で審議し、「燃やすごみの4割の生ごみの資源化で燃やすごみ半減化を達成することができる。新施設は脱焼却・脱埋め立てをめざし、メタン発酵が有効である。生ごみと下水道汚泥の混合メタン発酵を行うことで、焼却量を減らすとともに、廃棄物をメタンガスに変え、エネルギーとして利用することができる。現在下水道汚泥の汚染水は微生物を活用し浄化しています。空気を送るため、年間約1億円の電気代がかかります。市の試算ではメタン発酵で生み出された、ガスを電気に変えることで、4割から5割の電気代を削減できると報告しており、節電にもなり、地球温暖化に貢献し、ごみと汚泥の最終処分量も少なくなるものです。

しかし、市長はバイオマス化エネルギー施設の見直しを公約し、「メタン発酵の技術は確立していない」「建設費用がかかりすぎる」等の理由で、バイオマス施設建設をしないことを決めました。しかし、現在、メタン発酵施設はドイツで約6000か所、日本でも下水道汚泥では280か所、生ごみ、農業用メタン発酵はじめ、多くに地域で実用化され、運転されています。最近では、三浦市で昨年11月から稼働、藤沢市も検討を始めており、メタン発酵技術は確立されております。この事実を指摘しても、なぜ、計画を止めるのか、議会で納得のいく答えもないままです。

講師の野池先生は日本でトップのバイオマス、メタン発酵の専門家です。鎌倉市の審議会委員として貢献していただいた先生です。メタン発酵とは、日本と世界の実状、生ごみ分別等お話してくださいます。

是非、ご参加いただき、ご一緒に、鎌倉市のごみとエネルギー問題を考えていきませんか。

学習会 「かまくらのごみをどうするの?」

今、あらためて考えよう ごみとエネルギー

第2回 バイオマスエネルギー回収施設と生ごみ分別について

講師:野池 達也氏  日本大学院教授 前鎌倉市生活環境整備審議会委員

◎日時: 9月3日(土) 午後2時開始

◎会場:鎌倉市商工会議所地下ホール(鎌倉市御成町17-29 鎌倉駅西口より徒歩約3分 0467-23-2561)

*参加自由 入場無料

主催:鎌倉市議会議員有志

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