2026年3月11日
大町釈迦堂口遺跡の見学会が11日まで行われているとのことで、最終日に委員会として視察しました。
この遺跡は「名越ケ谷〈なごえやつ〉」と呼ばれている谷戸の最奥部に位置する平場とその周辺の山稜部に位置する遺跡です。2010年(平成22年)8月5日、国史跡に指定され、また、日本遺産『いざ、鎌倉』の構成文化財にも認定されています。
かって、北条時政の住居があったともいわれていましたが、2020年からの発掘調査では、遺跡の年代から時政の住居あととは考えられない。遺跡の状況からも武士が住む屋敷ではなく、寺院など宗教的施設ではないかと考えられるとのことでした。
丘陵部のやぐらと平場の遺構が一体で遺存している箇所は鎌倉において数少なく貴重であるとのこと。中世都市鎌倉において宗教的な目的で行われたと考えられる谷戸の開発と、祭祀信仰のあり方を知るうえで貴重な遺跡であるとのことです。
釈迦堂切通し付近は1977年(昭和52年)の落石以来40年以上通行禁止となっていましたが、鎌倉市が2021年(令和3年)度予算に切り通し部の崩落対策費用を含む史跡環境整備費を計上し、通行止め解除も視野にいれた整備が始められることになりました。また、遺跡の中核となる平場とやぐらの調査も進め、2026年度(令和8年度)を目途に公開を計画し、2026年2月26日~3月11日まで暫定公開を行ったのです。
(写真は左から 北側平場,日月やぐら、一番右は教育福祉常任委員)
いろいろな課題を解決し、多くの人に鎌倉の歴史をしていただきたいと思いました。