自分はいわゆる「落ちこぼれ」、学力の高い人間ではありません。九九は小2で暗記がクラスのブービー、言えたら貼る段ごとのシールは最後まで埋まりませんでした。また、社交的では全くなく、席替えで一人ポツンと取り残された虚しさ。今でもよく覚えています。とても議員なんかになるような人間では全くないのですが、学校図書館でいわゆる「偉人」の伝記をなぜかよく読んでいました。その一人が牧野冨太郎博士で、有名な言葉として、「雑草という草はない」があります。
昭和天皇に語った逸話も知られていますが、「周五郎に生き方を学ぶ」（１９９５年・実業之日本社）にある著述が史料として根拠になっているようです。牧野博士が山本周五郎の問いに、「きみ、世の中に〝雑草〟という草は無い。どんな草にだって、ちゃんと名前がついている」と返したと記載されています。私も「雑草」という名ではない「雑草」として、今日まで生きています。今日またそして明日からも…「雑草」として、鎌倉で革靴を汚しながら活動していきます。
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