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現在地に本庁舎機能を残さない移転には賛成できない…鎌倉の歴史や文化を大切にした見直しを

鎌倉市役所の移転計画について、現計画のままでは熟度や内容が不十分であるため、そもそも位置条例の議決なしに計画策定すべきではありませんでした。現計画の見直しが必要です。現計画のままでは、移転に必要な位置条例には賛成できません。

同時に、私は現在の本庁舎機能をそのまま御成現在地に残すべきという機械的な立場ではありません。なぜかというと、鎌倉には公共の土地が少なく、特に中央図書館の立替整備にあたっては御成現在地での複合整備が望ましいと考えるからです。

一方で、鎌倉生涯学習センターのホール・展示機能を現在地に整備する案は肝心の集会室機能が視野に入っておらず反対です。要は、御成現在地を適切な形で複合整備すること自体は必要で、その際、全ての本庁舎機能を深沢地域に移すのではなく、最低限、観光や文化財など鎌倉地域に相応しい本庁舎の部局は現在地に残すべきというのが私の考えです。

そうすれば本庁舎機能の一定部分は現在地に残ることになり、第二本庁舎として位置づけることが可能になります。また、本庁舎機能の多くが移転する深沢において本庁舎部分の面積を減らすことができ、移転先に複合整備予定の深沢図書館や深沢生涯学習センターの面積を拡充することも可能になるでしょう。議会機能を含め、計画の見直しが必要不可欠です。