日本共産党鎌倉市議団

活動日誌・高野洋一

2010 年 3 月 19 日

予算特別委員会で予算修正案を可決

3月11日から18日まで予算特別委員会の審査に臨んできました(3/12は中学校の卒業式に出席)。松尾市政になって最初の予算案でしたが、私は特に、「行革元年」と称した「平成22年度主な見直し事業」の問題点を一貫して取り上げました。

市政運営の基本として、政策形成過程における市民合意(議会も含む)を大切にすべき

野村総研跡地における文化・教養施設整備(博物館・美術館構想)、鎌倉地域における漁港整備、鎌倉海浜公園整備計画(市営プールの建て替え等)、敬老祝品の見直しなどを取り上げました。これらの施策は、市民の声や関係者の検討を基に積み上げてきた事業で、市の基本計画・実施事業に掲載されているものです。市長がマニフェストで、こうした事業の見直しを掲げたからといって、市民の議論や検討(議会も含む)を経て計画に載せられた事業を勝手に変更することは許されません。

市長が大きな行政権限をもっているからといって、市民や関係者の合意や議論を抜きに「市長・行政主導」で変更を決めてしまう。これは本当の自治ではないと思います。もし、市長が事業の変更や廃止を行おうとするなら、その過程で十分な市民合意を図っていく(議会への報告も含む)ことが必要不可欠なはずです。今回の予算編成には、その姿勢が欠けていることを市長に強く指摘しました。自治体の主人公は市民であり、市長ではありません。重要政策ほど、このプロセスを大切にすべきです。

4会派で共同して、予算の修正案を特別委員会に提出、賛成多数で可決

共産党としては、今回の予算案に対して、上記の基本姿勢の他、財政難を過度に強調した姿勢や行財政改革の考え方など正すべき問題も少なからずあることから単純に賛成できない予算案の内容です。同時に、極めて不安定な市政状況のなかで、ただ否決すれば良いというわけにもいきません。これだけ経済状況が深刻ななか、仮に否決しても、その後、議会各会派がまとまらなければ暫定予算ということになってしまいます。市民生活への影響もあることから、議会として積極的に責任ある対応をすべきと判断しました。

そこで、議会会派のなかで、最終的に4つの会派で修正に向けた協議を行い、一致する3つの政策で予算修正案を提出することに合意しました。私も提出者の一人になり、特別委員会の理事者(市長など)質疑の後に提案説明が行われ、質疑(全くなし)を経て、最終的に委員の賛成5人(反対4人)の多数で可決されました。内容は以下のとおりです。あくまで各会派間で一致した内容ですので、限定的ではありますが、議会として市民生活の向上と課題解決のため、一歩でも二歩でもより良くしたいという思いで提案したものです。

<予算修正案の内容>

1.鎌倉地域の漁港整備にむけ、市民合意を図るためにも、鎌倉地域漁港対策事業の基本構想策定に係る経費として800万円

2.バス乗降客の安全確保、渋滞の緩和を図るためのバスベイ整備費(2カ所の整備工事費)として600万円

3.奨学資金の設置及び管理に関する条例と規則を存続し、高校等の生徒に対する就学基金への積立金として701万9千円

以上の合計2,101万9千円の予算を増額修正し、その財源として予備費から減額修正するものです。最終的には、3月25日の本会議で議決(可決・否決)されることになりますが、議会として積極的に修正提案することには大きな意義があり、たとえ限定的でも市民生活に少しでもプラスとなる提案であると思います。多くの方々のご理解をいただくようお願いいたします。

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