日本共産党鎌倉市議団

活動日誌・高野洋一

2009 年 12 月 25 日

いのちを大切にする政治をめざして

先日、戦後における山あいの小さな村・旧沢内村(岩手県・現西和賀町)を舞台に、日本で最初に高齢者等の医療費無料化を実施した深澤晟雄村長の半生を描いた映画「いのちの山河~日本の青空Ⅱ~」を鑑賞しました。いま、政治の果たすべき役割は何なのか、時代を超えて、いま生きている私たちに問いかけられているような気がしました。

深沢村長は、戦後、帰郷し、英語教師を務めた後、教育長・助役を経て村長に就任します。村民を苦しめている「三悪」(「豪雪・貧困・多病」)を乗り越えようと村民と膝を交えて話し合い、政治の根本が『生命尊重』であることを説き、高齢者の医療費無料化に踏み切ろうと決意しますが、国民健康保険法違反の問題に突き当たってしまいます。

圧巻は、岩手県庁での役人とのやりとりです。深沢村長は、村民の命を守る立場で、憲法25条を読み上げ、「国民の生命を守るのは国の責任です。しかし、国がやらないのなら私がやりましょう。国は後からついてきますよ。訴えるなら最高裁までたたかいます」と喝破し、国に先駆けて65歳以上の医療費無料化を実現したのです。

ここにこそ政治(家)の原点があると思いました。よく財源が問題になりますが、沢内村の財政は非常に苦しかったわけで、本気になれば財源はつくれます。来年は、後期高齢者医療制度を廃止し、国の責任で高齢者医療費の無料化実現、市では中学校卒業まで子どもの医療費無料化の実現をめざし、気持ちを新たに取り組んでいきたいと思います。

「生命の商品化は絶対に許されません。人命尊重・生命尊重こそが政治の基本でなければなりません」(1961年の沢内村長選挙、深沢晟雄候補の演説より)

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