「武田問題・村岡新駅のこれまでとこれから」 学習会に参加
11月22日、村岡公民館で行われた、学習会に参加しました。
講師は区画整理・再開発対策全国連絡会議・事務局長の遠藤哲人さん
「村岡・深沢拠点づくり検討調査」を読んで ―新駅がまちづくりにどう影響するか―
(1)新駅がまちづくりにどう影響するか ― 実は話があべこべ
「検討調査」の結論:「新駅設置」「拠点整備」「交通インフラ」が三点セットで「まちづくり」ができる、というもの。「新駅設置」がなければ自動車交通量が増えるが、「新駅設置」で「鉄道利用型ライフスタイル」が実現できる、とする。
「拠点整備」、すなわち「高度利用まちづくり」が「先ずありき」。 そのための「新駅設置」と「幹線道路整備」ということ。言い換えると「土地の効用を最大化」させるための「新駅設置」、「幹線道路整備」。
「土地の効用の最大化」とは、最大の収益力を生むための土地利用ということ。土地を市場経済に投げ込み収益を得るという発想。「儲かる都市計画」へ。 そのような発想が加速されてきたのが2000年代の都市計画。都市再生特別措置法制度化以来の「新自由主義の都市政策」の流れ。「都市計画の崩壊」。 「高度利用まちづくり」という前提条件でよいのか?
(2)まちづくりの内容が問われている。
「金儲けのまちづくり」か、「住民・市民の住みよいまちづくり」か ほんとうに「まちづくり」か。 誰のための「まちづくり」か。 住民のためか。 住民とは誰か。そこに住み続けている人々。地権者とは区別される。外部からやってくる企業、土建業界などのためか。それは「まち壊し」にならないか。 ほんとうに住民のためか、市民のためか。 そのためには何が必要か。住民の声を集め、ならべてみる。議論してみる。どういうまちを望むか。
(3)村岡・深沢の特色をどうみるか 公有地が多いこと。10ha以上ある。 (鎌倉市8.1ha、藤沢市公社3.6ha)
1 交通が不便であること。
「村岡・深沢拠点づくり検討調査」を読んで
2 未利用地が多いとみなしていること。 (JR車両センター跡地13ha)
これを企業サイドはどう見るか
駅と幹線道路を配置することで「巨大開発」が見込める。 土建業界は開発適地として膨大な「売り上げ」を想定できる。 「駅の表の再開発」よりは、「駅裏の新開発」の方がはるかに儲かる。地価の上昇益が大。権利関係も単純で、土地をいっしょうけんめい使っている人もいなく、土地を処分したい人たちがたくさんいるようなところ。不動産業としては、原材料がころがっているとみえる。 反対運動も起きないとみなす。土地利用転換のチャンス。 そのようなところでこれまで開発が行われてきた。
例えば、常磐新線開発。
秋葉原からつくば(東京から埼玉、千葉、茨城)までの54㎞。既存の都市を避けて調整区域を切りひらいて鉄道(1兆円)を通し、3266ha20地区の区画整理(1兆円)という巨大開発を行っている。大都市近郊農家の多くが開発志向。少なからずが土地を粗末に使っているのが現状。
住民からみて
既存住宅での課題は何か。柏尾川との関連。住環境改善の課題。 大風呂敷を広げることが「まちづくり」ではない。「まち壊し」にもなりうる。 公有地を生かしながら、地元住民、周辺住民、市民の声を集めて、プランニングはできないのか。
(4)市民、住民からのプランニング、まちづくり運動の経験 じつはあまり例はないが、かつて「二条の森構想」を実現する運動が京都市中京区でとりくまれた。二条駅前区画整理に反対して、地元住民、中京区の市民、地区労、京都大学の研究室などが協力しあって、綺麗なポスターまでつくり、一大市民運動をした経験がある(図表⑤)。
公有地をつくり広げる運動の経験
千葉県柏市南部。既存住宅がびっしり建つ中に、ぽっかり空いた「牧場跡地」を10年かけて市に買い取ってもらい公園化した経験。いまその隣の林を買い取り、公園と一体となった風景の保全に努力しているところで、かれこれ17年を迎える。ここではいわば「市民トラスト」的な運動もやり、3000人から1000万円近くを集め、買い取りの願いを込めて市に寄付。 柏の事例:http://www2.plala.or.jp/greengrass/ http://homepage2.nifty.com/nokosoh-hayashi/
武田問題をかかえる中で
いくら私有地だからといって地主企業を何をやってもいいという法はなく、住宅市街地のまっただ中の土地利用は、厳しい制約を受けることを受けとめるべき。しっかり市民と向き合って、企業の社会的な責任と説明責任をはたすべき。
とはなされた。
藤沢の宮前の駅道路予定地?付近の住民は「被害をうける住民に対して救済されるのか。補償されるのか」と不安の声が。
また、駅問題では「ラッシュアワーでは藤沢3分に1回の運転。ほんとうに駅が可能なのか」という声
武田研究所問題では下水道に汚染水がながされるのではないか。屋上から水蒸気として放出される水が汚染されている可能性を指摘。また、多くの動物が焼却されるのに規制がない問題など。これからも運動を強めていきたいと報告。
藤沢では10月4日に村岡まちづくり案が市民に説明され、参加者の大多数が新駅反対を訴えたと報告。藤沢市は鎌倉、県とも協議し、来年度に「新駅設置促進期成同盟を表明しています。
新駅設置は自治体請願駅。市民の税金で新駅を作るのです。
藤沢市民も望んでいない。鎌倉市民も税金を使っても新駅を望んでいるのでしょうか?




