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55回自治体学校に参加しました。

8月3日から5日まで、新潟市で行われた研修会に赤松、吉岡が参加しました。

自治体学校 2013年8月3日から5日

3日は全体会が行われました。(写真は3日、全体会。渡辺 治 一橋大学名誉教授の講演)

j自治体学校 渡辺先生講演 2013年

関川村長があいさつにたち、「平成の大合併で 合併しない道を村民と相談しながら、選んだ。「村づくり基本条例」をつくって頑張ってきた。今、道州制が進められようとしているが、「沈まない村づくり]のため、村民で知恵と共同の力で頑張っていきたい」と決意を語られた。

道州制は地域がさらに見えなくなる。地域に根差した取り組みが大事ではないか。

佐渡市での現地分科会では、合併10年。どう変わったのか、市民の取り組みについて学びました。

佐渡市は1市7町2村が平成16年3月に合併した。東京都23区の1,5倍あり、国内最大の離島です。市民の多くは「合併しても何もいいことない」と語っている。行革により、旧市町村ごとにあった温泉施設は民間に払い下げられたり、廃止されることが続いた。民間に払い下げるのを機に廃止反対や入場料引き下げの運動がおこったそうです。普段は「お上に物を言わない」住民が数千の署名(『人口の1割」)の署名を集め、600円から500円に入浴料値下げの成果を勝ち取ったとのこと。その後も10か所あった図書館・室を来年度には中央図書館だけにし、9箇所は図書室(実質は本棚だけ)を支所などに併設する計画に対して、怒った住民が6000名の存続署名を集め、図書館充実運動を行っているとのこと。これだけでなく、博物館、体育館、生涯学習施設の統廃合等計画されている。

 

朱鷺がすめる環境にやさしい農業や環境づくり、能舞台が全国の半分が集中している。佐渡で最初の春日神社の能舞台を市民みんなのカンパ等の取り組みで再建したなど市民の熱い取り組みが行われている。(写真は再建された春日神社の能舞台)

能舞台再建 2013年佐渡にて

観光と農業を主体としてまちづくりに取り組んいるそうです。歴史も環境も大変魅力的な島ですが、島であるがゆえに、交通問題が深刻で、ジェットフォイル (時速80Km)で新潟から約1時間 片道6千円の負担は重いものがあります。(写真は現地分科会で講師の話を聞く)

自治体学校 佐渡にて 現地分科会2013年

鎌倉ではどうか。市民の収入が落ち込み、税収が減っている。国の補助金等も減っているのに、行政事務は増えている。公共施設の老朽化もあり、鎌倉市でも問題の大小はありますが、行政の在り方が問われていると思います。

市民に皆さんと一緒に地域を大事にする取り組みを進めていきたいと思います。