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新型インフルエンザ対策「鎌倉市でも患者発生」

国・県は施設負担等の予算措置を

新型インフルエンザの疑いのある方に対応する「発熱外来」が市役所駐車場横の第四分庁舎に医師会の協力で開設され、6月末で閉鎖されました。市は、新たに野村総合研究所跡地に3年間の臨時的施設として、発熱外来診療所を開設(補正予算に6,694万円計上)する予定です。

ところが、県は発熱外来設置の要請を市に行うものの、運営費や施設建設費用の補助がなく、全額市負担なのです。

6月22日、鎌倉市内でも初めて新型インフルエンザの患者が発生しました。

今後、秋から冬にかけて新型インフルエンザの多数発生や鳥インフルエンザの患者が発生する心配があります。発熱外来設置の助成(医師や看護師等の補償や施設設置費等)、予防ワクチン、治療薬の充実、保健所縮小や統廃合をやめ、各関連機関の機能強化や人員増等に予算を投入するなど十分な対策が緊急課題です。

「鎌倉市民ニュース」2009年7月号より