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「市立小中学校の放射能測定。ホットスポットの定期測定を要求」2012年6月議会

鎌倉市教育委員会は、6月1日、関谷小学校敷地の植え込み内や体育館雨樋下から、土砂や堆積物の除去等を行う目安(地上10㎝で毎時0・19マイクロシーベルト)を越える放射線量が検出された旨の報告をしました。

汚染土壌は土嚢袋に入れ、さらにビニール袋に入れて児童の立ち入らない場所に埋め、立ち入り禁止措置を行ったとのことです。

これまでも市内小中学校で昨年11月と今年1月の2回、マイクロスポット(局所的に高い放射線量を示す可能性のある場所)の測定を行ってきました。市は、今回の高放射線量の検出を受けて、直ちに3回目の測定を実施しました。

結果は、毎時0・19マイクロシーベルトを越える放射線量を10校でおもに雨樋下の桝で検出されました。(最高値:毎時0・693マイクロシーベルト)

この10校で土壌や堆積物を除去・洗浄しても、4校で放射線量を低減できない箇所があることが判明しました。今後、市教育委員会は、桝の表面にコンクリートを塗布するなど、数値を低減させる効果的な方法を検討し、対策を講じるとのことです。

小田嶋議員は、市教育委員会が責任をもって子どもの安全を守るべきであり、今後、市立小中学校で定期的なマイクロスポットの測定を行うよう要求しました。